「自分がどう生きるか」を考え始める学生に必要な支援を。

「自分がどう生きるか」を考え始める学生に必要な支援を。

今年のLEAP DAYのテーマ「明日は変えられる気がする」には、withコロナ時代に突入した現代で、新しい何かに挑戦しようと思っている人の背中をそっと押して、勇気が与えられたらという想いが込められています。そんなLEAP DAYの思いに共感し、支援をしてくださっている株式会社ベネッセコーポレーションから、服部さん、赤嶺さんにお話を伺いました。

服部 健治 さん
株式会社ベネッセコーポレーション 
学校カンパニー 西日本教育支援推進部 九州支社 支社長

赤嶺 優太 さん
株式会社ベネッセコーポレーション 
西日本教育支援推進部 九州支社 沖縄県担当


自分のやりたいことを信じて求めていく高校生が増えてほしい

ーーインタビューよろしくお願いします。

服部さん、赤嶺さん:
よろしくお願いいたします。

ーーまずは赤嶺さんが就職先としてベネッセを選んだ経緯を教えてください。

赤嶺さん:
当初は、メディア関連の仕事に就きたくて法政大学に進学しました。でも、伝えることで人を動かしているのはメディアの仕事だけじゃないと気がついて。

ーーもともとメディア志望だったんですね。

赤嶺さん:
そうです。ベネッセは教育分野で人と関わる仕事だし、特に若い人たちに触れ合うことで、彼らを変えていくこともできるのでは、と考えました。

現在は、学校向けサービスを提供する部署に勤務しています。アセスメント(テスト)や教材の活用支援、生徒・保護者向けの講演会、先生向けの研修会を実施しています。

ーー服部さんは去年に引き続き2回目のご登場です!改めて、ベネッセに就職を決めた理由は何でしょう?

服部さん:
僕は高校生の時は野球のことだけを考えていて、その後、大学は法学部だったのですが、法律よりも教育に興味が湧き、教員免許を取得しました。当時は教員採用試験を受けたり、予備校講師の職を探したりしていました。

ーーそこからベネッセに就職したのはなぜでしょう?

服部さん:
大学時代にICTについて研究したこともあり、通信教育・教材開発という部分に惹かれ、ベネッセの就職試験を受けました。 入社してからは、教材開発ではなく営業として学校を訪問するようになりました。今でも覚えているのが、高校生にこだわりたい、という気持ちですね。小中学生の教材を作るより、高校生にフォーカスしたいと思っていました。

ーー服部さんが高校生にこだわる理由って何でしょう?

服部さん:
高校生時代に何を考えるか、感じるか、ということがすごく大事だと思っています。小中学生だと、親の価値観が進路選択に与える影響って大きいですよね。高校生になって「自分がどう生きるか」を考え始めると思うんです。自分の将来を「自分ごと」として捉えて、真剣に考え始めるのが高校生なのかなと思うので、こだわりがありますね。

ーーこんな高校生が増えて欲しいなどありますか?

服部さん:
自分のやりたいことを信じて求めていく高校生が増えてほしいですね。最近は、大人が思っている以上に「世の中のために行動したい」と思っている生徒が増えていると感じます。それがとても嬉しいと思うし、もっともっと増えてほしいなと感じます。


先生の背中を押せるような環境づくりや支援のあり方を学び続ける

ーー今年のLEAP DAYでは【リカレント教育】が大きなテーマのひとつ。お二人が「学び続けていること」はありますか?

服部さん:
ベネッセでは社会人が学び続ける支援もしているので、自分自身も戒めないとな、と思っております。 仕事上で意識していることは、社会で起きていることを敏感にキャッチしたり、潮目の変化を読めるように、という点です。

学校に目を向けて学び続ける生徒を育てるためには、周囲の大人も学び続ける必要があると思うんです。学校であれば、環境変化に対して先生が学び続けていくために、私たちも先生の背中を押せるような環境づくりや支援のあり方を考えて、スキルを高めていきたいなと思っています。

ーー赤嶺さんはどうでしょうか?

赤嶺さん:
学び続けるというと「仕事の外」のことに目が行きがちだと思うのですが、仕事の中でも学べることはたくさんあると感じています。

ーー確かに、そうですね!

赤嶺さん:
私自身は、「人にどう伝えるか」という事を日々学びながら意識をしています。どうやったら相手に納得してもらえるか、行動に移してもらえるか、について常に考えながら伝えます。

加えて、知識の部分も大事にしています。読書でいろんな人の考えや世の中の変化を学んだり、新しい技術がどのように社会に影響を与えているか、なども積極的に学ぶようにしていますね。


教育現場も転換しなければいけない時期

ーーお二人が考える、現在の教育課題って何でしょう?

服部さん:
受験に向けての教え込みや偏差値重視と、生徒の主体性を育成していくことのバランスが課題だなと感じています。

また、今の学校現場は先生たちの面倒見が良いとも言えますが、逆に教え過ぎな所もあるかもと感じます。働き方改革もあり、どこまで面倒を見るか悩んでいる先生も多くなってきています。

社会に出てから必要なことは何か?学校でやるべきことは何か?生徒自身が目標や課題を設定できるような支援やサービスづくりをすることで、教えてもらうことを待つのではなく、自ら学びに向かう生徒が1人でも増えるといいなと。 教育現場も転換しなければいけない時期に来ていると感じます。学ぶプロセスや学び続ける力って大切で、そういう部分も支援していきたいですね。

ーー受験や偏差値のみにとらわれるのではなく、先ほどの「自分の人生をどう生きるか」を重視していくということですね。赤嶺さんが感じる課題も教えてください。

赤嶺さん:
私は沖縄県担当なので、沖縄の教育になってしまうのですが、大きく2つあると思います。

ひとつは、学習量です。学びは量×質。生徒自ら考えて行動する強みはあるけれど、他の都道府県と比べると、量が不足していると感じます。

教科の勉強を通して身につく「論理的思考」や「読解力」も沖縄においては課題に感じます。筋道を立てて「確からしい答え」を出していく能力は、今後もっと伸ばしていく必要があると思います。ベネッセでは、教科の勉強に加えて、アセスメントの部分でも支援可能です。状況に合わせて多角的に判断していくことで、課題解決に貢献できると思います。


夢を応援できる環境を作る

ーー最後に「明日は変えられる気がする」と感じたエピソードを教えてください。

服部さん:
先日、Ryukyufrogsの高校生と話した時に、「明日は変えられる気がする」と思ったんです。自分の夢に向かって頑張っている姿を見て、本当に勇気をもらいました。こんな生徒たちが頑張っていける学校の環境を作りたい。夢を応援できる環境を作っていきたい。そう思いました!

赤嶺さん:
生徒自身が「無理だろうな〜」と思っていた進路を実現することができた、という環境づくりのお手伝いができると「未来を変えていけるかな」と感じます。 学校訪問をしていて、前回の訪問よりも学校の活気があったりすると、「よかったな」って思いますね。ベネッセが提供しているアセスメントでも、生徒が目標を立てて取り組んだり、先生方ももっと積極的に取り組んでいこうとする姿勢があったりして、生徒たちが未来を見据えているという実感が持てると嬉しいですね。


LEAP DAY 2021は3/26(土)・27(日)の2日間。リアルとオンラインのハイブリッド開催!

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